ED治療薬の種類と比較:バイアグラ・レビトラ・シアリス
この記事は一般的な情報提供を目的としており、医療アドバイスに代わるものではありません。健康上の問題については、必ず医師にご相談ください。編集ポリシー

ED治療薬バイアグラ・レビトラ・シアリスの効果・持続時間・副作用・価格を徹底比較。40〜70歳男性の52%が経験するEDに最適な治療薬の選び方をわかりやすく解説します。即効性・持続時間・副作用の少なさなど、あなたに合った薬の見つけ方を紹介。
ED治療薬の種類と比較:バイアグラ・レビトラ・シアリスの違いを徹底解説
ED(勃起不全)は40〜70歳の男性の約52%が経験するとされ、決して珍しい症状ではありません。現在、日本で承認されているED治療薬は主にバイアグラ(シルデナフィル)、レビトラ(バルデナフィル)、シアリス(タダラフィル)の3種類があります。これらはすべてPDE5阻害薬と呼ばれるカテゴリーに属し、健康な男性の約70%で効果が認められています。しかし、それぞれに特徴や副作用が異なるため、自分に合った薬を選ぶことが大切です。
この記事では、3種類のED治療薬の効果・持続時間・副作用・価格を徹底比較し、あなたに最適な治療薬の選び方をわかりやすく解説します。ED治療の全体像についてはED(勃起不全)の完全ガイドも合わせてご覧ください。
ED治療薬とは?PDE5阻害薬の基本的な仕組み
ED治療薬はすべてPDE5(ホスホジエステラーゼ5型)阻害薬というカテゴリーに分類されます。性的刺激を受けると体内でcGMP(環状グアノシン一リン酸)という物質が生成され、陰茎の血管を拡張させて勃起を促します。しかし、PDE5という酵素がこのcGMPを分解してしまうため、勃起が維持しにくくなります。

PDE5阻害薬はこの酵素の働きを抑制し、cGMPの分解を防ぐことで血流を促進し、勃起の維持をサポートする仕組みです。重要なのは、ED治療薬は性的刺激があって初めて効果を発揮するという点です。服用するだけで自動的に勃起するわけではありません。
現在、日本国内で厚生労働省に承認されているED治療薬は以下の3種類です:
- バイアグラ(シルデナフィル):1999年に日本で承認された世界初のED治療薬
- レビトラ(バルデナフィル):2004年に承認された即効性に優れた第2世代
- シアリス(タダラフィル):2007年に承認された長時間作用型の第3世代
バイアグラ(シルデナフィル)の特徴と効果
バイアグラは1998年に米国で世界初のED治療薬として発売され、日本では1999年に承認されました。有効成分はシルデナフィルで、最も知名度が高く信頼性のある治療薬です。
バイアグラの主な特徴
- 効果発現時間:服用後30〜60分で効果が現れる
- 持続時間:約3〜6時間
- 用量:25mg、50mg(日本での最大推奨用量は50mg)
- 食事の影響:受けやすい(空腹時の服用が推奨)
- 有効率:50〜100mgで77〜84%
バイアグラは知名度と安心感を重視する方に向いています。ただし、脂っこい食事の後に服用すると効果が大幅に減少することがあるため、食事のタイミングには注意が必要です。食後に服用する場合は、2時間以上あけるか、あっさりした食事に留めることが推奨されます。
現在はジェネリック医薬品(シルデナフィル錠)も広く流通しており、先発品に比べて安価に入手できるようになっています。
レビトラ(バルデナフィル)の特徴と効果
レビトラは2003年に欧米で発売され、日本では2004年に承認されました。有効成分はバルデナフィルで、3種類の中で最も即効性に優れているのが特徴です。
レビトラの主な特徴
- 効果発現時間:服用後15〜30分で効果が現れる(最速)
- 持続時間:約5〜8時間
- 用量:5mg、10mg、20mg
- 食事の影響:バイアグラよりは受けにくいが、ある程度影響を受ける
- 勃起の硬さ:3種類の中で最も強い(特に20mg)
レビトラは急なタイミングにも対応できる即効性と強い勃起力を求める方に最適です。食事の影響はバイアグラほどではないものの、脂っこい食事の後は効果が落ちる可能性があります。服用する場合は食後2時間あけるか、あっさりした食事を心がけましょう。
なお、レビトラの先発品は現在製造が終了しており、ジェネリック医薬品(バルデナフィル錠)のみが流通しています。
シアリス(タダラフィル)の特徴と効果
シアリスは2003年に欧米で発売され、日本では2007年に承認されました。有効成分はタダラフィルで、最大36時間という圧倒的に長い持続時間が最大の特徴です。

シアリスの主な特徴
- 効果発現時間:服用後1〜2時間で効果が現れる
- 持続時間:約30〜36時間(ウィークエンドピルと呼ばれる理由)
- 用量:5mg、10mg、20mg
- 食事の影響:ほぼ受けない
- 副作用:3種類の中で最も少ない
シアリスは服用のタイミングを気にせず自然な流れで過ごしたい方に最も適しています。金曜の夜に服用すれば日曜まで効果が持続するため「ウィークエンドピル」とも呼ばれます。食事の影響をほとんど受けないため、食事のタイミングを気にする必要がありません。
また、シアリスは作用が穏やかで副作用が少ないため、初めてED治療薬を使用する方にもおすすめされることが多い薬です。ED治療の詳しい選択肢についてはED治療のおすすめクリニック比較もご参照ください。
3種類のED治療薬を一覧表で比較
以下の表で、バイアグラ・レビトラ・シアリスの主要な特性を比較します。
| 比較項目 | バイアグラ(シルデナフィル) | レビトラ(バルデナフィル) | シアリス(タダラフィル) |
|---|---|---|---|
| 効果発現時間 | 30〜60分 | 15〜30分 | 1〜2時間 |
| 持続時間 | 3〜6時間 | 5〜8時間 | 30〜36時間 |
| 勃起の硬さ | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
| 食事の影響 | 受けやすい | やや受ける | ほぼ受けない |
| 副作用の出やすさ | 多い | 中程度 | 少ない |
| 主な副作用 | ほてり、頭痛、青視症 | ほてり、頭痛、鼻づまり | 頭痛、腰背部痛、筋肉痛 |
| ジェネリック | あり(安価) | あり(先発品は製造終了) | あり |
| 日本での承認年 | 1999年 | 2004年 | 2007年 |
| おすすめタイプ | 知名度・安心重視 | 即効性・硬さ重視 | 持続時間・自然さ重視 |
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詳しくはこちら →ED治療薬の副作用と注意点
共通する副作用
ED治療薬はいずれも血管を拡張させる作用があるため、以下のような副作用が起こることがあります:

- ほてり・顔の赤み:血管拡張による一般的な症状
- 頭痛:血管の拡張に伴う症状で最も多い
- 鼻づまり:鼻粘膜の血管拡張による
- 動悸・めまい:血圧の軽度低下による
- 消化不良・胸焼け:消化管への血流変化
薬ごとの特徴的な副作用
- バイアグラ:青視症(物が青っぽく見える)、彩視症。副作用が最も出やすい
- レビトラ:バイアグラとシアリスの中間程度の副作用頻度
- シアリス:腰背部痛、筋肉痛、四肢痛がシアリスに特徴的。ただし全体的に副作用は最も少ない
絶対禁忌:硝酸薬との併用
最も重要な注意点として、ニトログリセリンなどの硝酸薬を服用している方はED治療薬を絶対に使用してはいけません。硝酸薬との併用は血圧の急激な低下を引き起こし、生命に関わる危険性があります。
そのほか、以下に該当する方はED治療薬の服用前に必ず医師に相談してください:
- 心臓疾患や不整脈の治療中の方
- 重度の肝機能障害のある方
- 低血圧(最高血圧90mmHg未満)の方
- 最近6ヶ月以内に脳梗塞・脳出血・心筋梗塞を起こした方
健康面での不安がある方は、まず健康診断の完全ガイドで基本的な健康状態を確認することもおすすめです。
あなたに合ったED治療薬の選び方
ED治療薬はそれぞれに特徴があり、3種のPDE5阻害薬間で有効性・安全性の優劣を示す明確なデータはないとされています。そのため、自分のライフスタイルや重視するポイントに合わせて選ぶことが大切です。

タイプ別おすすめED治療薬
急なタイミングに対応したい方 → レビトラ(バルデナフィル)
服用後15〜30分で効果が出る即効性が最大の魅力。硬さも3種類の中で最も強いため、確実な効果を求める方に最適です。
週末にゆったり過ごしたい方 → シアリス(タダラフィル)
最大36時間の持続時間があり、服用のタイミングを計る必要がありません。食事の制限もなく、最も自然な流れで過ごせます。副作用も少ないため、初めての方にもおすすめです。
安心感と信頼性を重視する方 → バイアグラ(シルデナフィル)
世界で最も使用実績が多く、効果に関する研究データも豊富です。ジェネリック医薬品も多く流通しており、コストパフォーマンスも良好です。
費用を抑えたい方 → ジェネリック医薬品を検討
いずれの治療薬もジェネリック医薬品が利用できます。先発品と同じ有効成分・効果でありながら、価格は大幅に抑えられるため、長期的な治療を考えている方には特におすすめです。
選び方のフローチャート
- まず食事のタイミングを気にしたくない → シアリスを検討
- 即効性を重視したい → レビトラを検討
- 知名度・安心感を重視、コスパも大事 → バイアグラを検討
- 初めてのED治療薬 → 副作用の少ないシアリスから試すのがおすすめ
ED治療薬を安全に入手するために
ED治療薬は医療用医薬品であり、日本では医師の処方が必要です。インターネット上には個人輸入代行サイトなども存在しますが、偽造薬のリスクが非常に高く、健康被害の報告もあります。安全にED治療薬を入手するためには、必ず正規の医療機関を受診してください。
受診の流れ
- クリニックを選ぶ:ED専門クリニックまたは泌尿器科を受診
- 問診:症状や既往歴、現在の服薬状況を医師に伝える
- 処方:医師が最適な治療薬と用量を決定
- 服用開始:医師の指示に従って服用を開始
最近ではオンライン診療に対応したクリニックも増えており、自宅から受診して薬を配送してもらうことも可能です。ED治療のクリニック選びについてはED治療のおすすめクリニック比較をご参照ください。
まとめ:ED治療薬は正しく選べば強い味方
ED治療薬は、バイアグラ・レビトラ・シアリスの3種類がそれぞれ異なる特性を持っています。即効性ならレビトラ、持続時間ならシアリス、安心感ならバイアグラと、自分のニーズに合わせて選ぶことが重要です。
ED治療薬の選択で迷ったら、まずは副作用が少なく食事の影響も受けにくいシアリスから始め、効果を確認しながら自分に合った薬を見つけていくのがよいでしょう。いずれの薬もPDE5阻害薬としての有効性に大きな差はなく、個人の体質やライフスタイルに合うかどうかが選択のポイントです。
大切なのは、必ず医師の診察を受けて正規の処方を得ることです。ED治療の全体的な情報についてはED(勃起不全)の完全ガイドもぜひご活用ください。あなたの生活の質を向上させる最適な治療薬が見つかることを願っています。
参考文献:
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