低用量ピルの種類比較:マーベロン・トリキュラー・ファボワール
この記事は一般的な情報提供を目的としており、医療アドバイスに代わるものではありません。健康上の問題については、必ず医師にご相談ください。編集ポリシー

マーベロン、トリキュラー、ファボワール、ラベルフィーユなど日本で処方される低用量ピルを世代別・目的別に徹底比較。価格、特徴、おすすめの人を一覧表でわかりやすく解説します。

低用量ピルにはさまざまな種類があり、どれを選べばよいか迷う方も多いのではないでしょうか。マーベロン、トリキュラー、ファボワール、ラベルフィーユなど、名前だけではその違いがわかりにくいものです。この記事では、日本で処方される主な低用量ピルを世代別・相性別に比較し、それぞれの特徴やおすすめの人を詳しく解説します。
低用量ピルの分類基準
低用量ピルは大きく2つの基準で分類されます。ネオクリニックの解説を参考にまとめます。
世代別分類(黄体ホルモンの種類)
| 世代 | 黄体ホルモン | アンドロゲン活性 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 第1世代 | ノルエチステロン | 中程度 | 経血量減少に優れる |
| 第2世代 | レボノルゲストレル | やや強い | 周期安定、不正出血少ない |
| 第3世代 | デソゲストレル | 弱い | ニキビ改善効果 |
| 第4世代 | ドロスピレノン | 最も弱い | むくみ少ない |
相性別分類(ホルモン配合パターン)
- 一相性:全ての錠剤でホルモン量が同じ(例:マーベロン)
- 三相性:3段階でホルモン量が変化(例:トリキュラー)
マーベロン:第3世代の代表格
マーベロンは第3世代・一相性の低用量ピルで、日本で最も広く処方されているピルの一つです。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 世代 | 第3世代 |
| 黄体ホルモン | デソゲストレル |
| 相性 | 一相性 |
| エストロゲン含有量 | 0.03mg |
| 先発/後発 | 先発品 |
| 価格目安(自費) | 2,500〜3,500円/シート |
マーベロンがおすすめの人:
- ニキビや肌荒れを改善したい方
- 一相性で飲み順を気にしたくない方
- 月経日のコントロールをしたい方
- 初めてピルを飲む方
ウィメンズヘルスケアオンラインによると、マーベロンは男性ホルモン活性が抑えられているため、ニキビや多毛症の改善にも効果が期待できます。
トリキュラー:第2世代の定番
トリキュラーは第2世代・三相性の低用量ピルで、自然なホルモン変動に近い設計が特徴です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 世代 | 第2世代 |
| 黄体ホルモン | レボノルゲストレル |
| 相性 | 三相性 |
| エストロゲン含有量 | 0.03〜0.04mg(段階的) |
| 先発/後発 | 先発品 |
| 価格目安(自費) | 2,500〜3,500円/シート |
トリキュラーがおすすめの人:
- 不正出血を避けたい方
- 安定した月経周期を望む方
- 自然なホルモンバランスに近い薬を好む方
ファボワール:マーベロンのジェネリック
ファボワールはマーベロンのジェネリック医薬品(後発品)です。HERDAYSの解説によると、有効成分はマーベロンと同じで、効果も同等です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 世代 | 第3世代 |
| 黄体ホルモン | デソゲストレル |
| 相性 | 一相性 |
| エストロゲン含有量 | 0.03mg |
| 先発/後発 | 後発品(マーベロンのジェネリック) |
| 価格目安(自費) | 1,500〜2,500円/シート |
ファボワールがおすすめの人:
- マーベロンと同じ効果を安く得たい方
- ジェネリック医薬品に抵抗がない方
ラベルフィーユ・アンジュ:トリキュラーの同成分薬
ラベルフィーユはトリキュラーのジェネリック、アンジュはトリキュラーと同成分の先発品です。
| 製品名 | 世代 | 相性 | 先発/後発 | 価格帯 |
|---|---|---|---|---|
| トリキュラー | 第2世代 | 三相性 | 先発品 | 2,500〜3,500円 |
| アンジュ | 第2世代 | 三相性 | 先発品 | 2,500〜3,500円 |
| ラベルフィーユ | 第2世代 | 三相性 | 後発品 | 1,500〜2,500円 |
ルナベル・フリウェル:保険適用の治療薬
月経困難症の治療を目的とする場合は、保険適用のLEP製剤が処方されます。ひなたクリニックの解説を参考にまとめます。
| 製品名 | 世代 | エストロゲン量 | 先発/後発 | 3割負担の価格 |
|---|---|---|---|---|
| ルナベルLD | 第1世代 | 0.035mg(低用量) | 先発品 | 約1,500円 |
| ルナベルULD | 第1世代 | 0.02mg(超低用量) | 先発品 | 約1,800円 |
| フリウェルLD | 第1世代 | 0.035mg | 後発品 | 約700〜800円 |
| フリウェルULD | 第1世代 | 0.02mg | 後発品 | 約700〜800円 |
| ヤーズ | 第4世代 | 0.02mg | 先発品 | 約2,000円 |
| ドロエチ | 第4世代 | 0.02mg | 後発品 | 約850円 |
費用の詳細については低用量ピルの費用:保険適用と自費処方の違いをご確認ください。
全種類の比較一覧表
| 製品名 | 世代 | 相性 | 目的 | 特におすすめの人 |
|---|---|---|---|---|
| マーベロン | 第3世代 | 一相性 | 避妊 | ニキビ改善したい方 |
| ファボワール | 第3世代 | 一相性 | 避妊 | 費用を抑えたい方 |
| トリキュラー | 第2世代 | 三相性 | 避妊 | 不正出血が心配な方 |
| ラベルフィーユ | 第2世代 | 三相性 | 避妊 | 費用を抑えたい方 |
| アンジュ | 第2世代 | 三相性 | 避妊 | 安定した周期を望む方 |
| シンフェーズ | 第1世代 | 三相性 | 避妊 | 経血量を減らしたい方 |
| ルナベルLD/ULD | 第1世代 | 一相性 | 治療 | 月経困難症の方 |
| ヤーズ/ドロエチ | 第4世代 | 一相性 | 治療 | むくみが気になる方 |
目的別のおすすめピル
避妊が主な目的の方
トリキュラーまたはマーベロンが第一選択として広く処方されています。不正出血の少なさを重視するならトリキュラー、ニキビ改善も期待するならマーベロンがおすすめです。
生理痛・月経困難症の治療
保険適用のルナベルやヤーズが処方されます。低用量ピルと生理痛の関係で詳しく解説しています。
費用を抑えたい方
ジェネリック医薬品のファボワール、ラベルフィーユ、フリウェルがおすすめです。先発品と同じ効果を得られます。
ニキビ・肌荒れを改善したい方
第3世代のマーベロン・ファボワールが適しています。低用量ピルとニキビの関係もご参照ください。

まとめ
低用量ピルの種類は多岐にわたりますが、自分の目的や体質に合ったものを選ぶことが重要です。初めてピルを検討する方は低用量ピルの完全ガイドで全体像を把握し、医師と相談の上で最適なピルを選択してください。超低用量ピルに興味がある方は超低用量ピルとは?低用量ピルとの違いもご覧ください。
注意: ピルの選択は医師の診察に基づいて行ってください。この記事は一般的な情報提供を目的としています。
参考文献:
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